女性の自毛植毛の失敗パターン!安いだけのクリニックに注意

長年、薄毛の悩みは男性のものというイメージがありましたが、現在は薄毛で悩む女性達の声をよく聞くようになりました。
とはいえ、薄毛に悩む女性の母数が増えたというよりは、昔よりカミングアウトして病院に通う人が増えた、というところではないでしょうか。

自毛植毛も同じで、以前は男性の手術がほとんどでしたが、現在では女性でも自毛植毛をする人が増加傾向にあります。

自毛植毛の施術件数の増加とともに気になるのが、自毛植毛は失敗することがあるかということですよね。
そこで今日は、女性の自毛植毛の失敗パターンについて調べてみました。

f:id:fusafusa-female:20200728123051j:plain

【目次】

 

コロナ禍の今、女性で自毛植毛をおこなう人が増加中

日本では新型コロナウイルスの全国的な蔓延が今も続いていますが、実は、4月~5月末までリモートワークやテレワーク勤務が推奨された影響か、在宅に切り替えた女性達の間で自毛植毛手術をおこなう人が増加したそうです。

これには2つの理由が考えられます。

まず1つ目は、周りに手術をしたことがばれにくいこと。

近年の自毛植毛の手法は、メスを使わずダウンタイムの少ないFUE法が主流ですが、この手法でも手術直後は小さな傷跡ができる他、移植に使用する後頭部の髪の毛を刈り上げるので、植毛手術が職場の人などにばれてしまうリスクがあります。
それに対してリモートワーク中の場合は、オンラインで会議をする場合でも、正面を見ていれば後頭部が映らないので他の人に自毛植毛をおこなったことがばれなくてすむというメリットが!

リモートワーク中にリアルで会う人はばれても大丈夫な家族くらいだったので、リモートワーク中に自毛植毛をおこないたいと思う気持ちはなんだか納得です (*^-^*)

2つ目の理由は、オンライン会議上では通常の会議よりも顔の印象が残りやすいことです。
通常の会議とは違いオンライン会議では上半身のみが移るので髪の毛が視界に入りやすく、髪が薄いと相手からどう見られているのか急に気になって会議に集中できなくなるというリスクがあります。

感染の第2波のはじまりと言われている今、リモートワークが解除された企業でも再度リモートワークになる可能性があるので、自毛植毛の駆け込み需要は増えそうですね。

 

女性に多い薄毛の原因は?



女性は男性と比べ、完全に髪が抜け落ちてしまうような薄毛にはなりにくいのが特徴です。
完全にはげるわけではないとはいえ、「髪の毛が細くボリュームが出ない」、「髪の毛が少なくなったせいで老けて見える」など、見た目の印象に大きく関わってくるので女性にとって深刻な悩みであることに変わりありません。

女性の薄毛は以下の6つの原因について起こっていると考えられます。

  1. びまん性脱毛症
  2. 牽引性脱毛症
  3. 脂漏性脱毛症
  4. 生え際のラインなどの治療
  5. 外科手術による傷跡
  6. 怪我の傷跡

年齢によるものの他、髪をしばることの多い女性ならではの脱毛症など、さまざまな理由があります。
これらの女性の薄毛の原因の詳細については、以前書いた下記の記事に掲載されているので、こちらをご確認ください。

fusafusa-female.hatenablog.com

女性の自毛植毛の失敗パターンは?

f:id:fusafusa-female:20200728122759j:plain

自毛植毛は薄毛で悩む女性を救う画期的な治療法ですが、実は失敗するケースも少なくありません。
自毛植毛は1ヶ月2~3万円ですむ投薬治療と比べ、1回の手術に100万円かかるなど、とても高額な治療費が必要となりますが、高いお金を支払った結果、失敗で終わるのはなんともやりきれない話ですよね。
特に、経験が浅く知識不足の医師がいるクリニックほど、失敗しやすい傾向にあるようです。

そこで、自毛植毛にはどんな失敗のパターンがあるのか調べてみました。

自毛植毛の失敗① 髪の毛が生着しなかった

自毛植毛の失敗で1番最初に挙げられるのは、髪の毛が生着しないことです。
自毛植毛において、移植した髪の毛がしっかり移植先に馴染み、移植した部分から髪の毛が生えてくるようになると成功ですが、移植する際に移植する細胞を傷づけてしまうと髪の毛が生着せず生えてこないことも。
その場合は自毛植毛自体をやり直さなくてはいけないため、手術予算はさらにかさんでしまいます。 自毛植毛が生着するかどうかは、施術の際の移植株(グラフト)を採取するところから患部に移植するまでのスピードが鍵となります。

しかしながら、未熟な医師の場合は採取から移植までに時間をかけすぎてしまい、その間にグラフトの細胞組織のダメージが進んでしまうため、せっかく移植をしても髪の毛が生着できなくなってしまうというわけです。
自毛植毛手術を検討する際にクリニック選びが重要とよく言われるのも納得ですね。

自毛植毛の失敗② 移植部分が不自然な仕上がりになった

自毛植毛の生着率を上げるために移植スピードを速くすることはとても重要ですが、だからといって移植作業が雑になってもいけません。
髪の毛の生着自体は成功するものの、生え際がガタガタになるなど、不自然な生え方の原因になってしまいます。
これだと、せっかく髪の毛にボリュームが出ても、植毛したことがバレバレですよね(・_・;)

移植スピードを速くするために、“最先端医療植毛ロボット”と言われるARTASを使った自毛植毛手術を取り入れているクリニックも増えてきましたが、移植ロボットにもまた欠点があります。
それは、植毛する場所の設定をする段階でズレが生じるとずれたまま移植されてしまうこと。
そうなると、せっかく髪の毛が生えて来てもやり直しになってしまうため、本末転倒です。

自毛植毛の失敗③ 傷跡が残ってしまった

現在でもメスを使うFUT法という自毛植毛をおこなうクリニックは多いのですが、FUT法の場合はメスで頭皮を切り、皮膚ごと患部に移植するため、傷跡が大きく残ってしまうというデメリットがあります。
また、手術後のダウンタイムが長く、なかなか通常の生活に戻れないリスクがあるため、FUT法を選択する場合はその点をよく理解した上で手術をするようにしましょう。

メスを使わないFUE法で自毛植毛をおこなう場合でも、傷ができる可能性はゼロではありませんが、FUT法と比べると小さな傷跡ですみます。

自毛植毛の失敗④ 費用の安いクリニックに注意

前述したように、今主流となっているメスで切らない自毛植毛は、1回の手術に100万円以上必要となるクリニックが多いようです。
そのため、できるだけ安く自毛植毛手術ができるクリニックを探す人もいるのではないでしょうか。

自毛植毛は自由診療のため、クリニックによってかなり価格帯にばらつきが発生するのは事実ですが、手術費用の安いクリニックは医師の技術力が低く、移植毛の生着率が悪かったり、傷跡が酷く残ったりするなどのデメリットも多いようです。
最近はトルコで格安の自毛植毛が受けられるツアーが組まれたりすることもあるようですが、発毛しないばかりか大きな傷跡が残ってしまった人もいるなど、技術力に怪しいものがありますので、価格の安さにのせられて騙されないようにしましょう。

www.excite.co.jp

自毛植毛は信頼と実績のあるクリニックでの施術が望ましい

f:id:fusafusa-female:20200728122615j:plain

女性でも自毛植毛をおこなう人が増えてきたものの、満足がいく植毛ができるかどうかは、医師の技量によるところが大きいのが現状です。
自毛植毛の需要が高まったことで以前よりも取り扱うクリニックが増えていますが、クリニックによっては自毛植毛の技術と経験が浅く、失敗するケースも少なくありません。

自毛植毛の手術は安易に費用の安さだけで選ばず、「症例が豊富であるか」、「技術に定評のある医師がいるクリニックか」など、総合的に考えてクリニックを選ぶのが自毛植毛の失敗を避けるコツだと言えるでしょう。


女性の自毛植毛は男性よりも見た目を気にする傾向にあるので、仕上がりが自然であるかどうかを重視する人が多いかと思います。
仕上がりが自然な自毛植毛手術ができるかどうかは、クリニック選びにかかっています。