女性の薄毛対策にお灸が効果あり?東洋医学と髪の関係や薄毛に良いツボをご紹介

こんにちは。11月に入りましたが、過ごしやすい気候が続いていますね。

でも、あと半月もすれば段々と冬の気候に変わってくるはず。
冬は、頭皮の乾燥や血行不良などが起きやすく、女性も薄毛が進行しやすい時期といわれています。

ところで、薄毛にはお灸が効果的らしいという話を耳にしました。

お灸といえば、東洋医学とも深く関わりのある対症療法の一つ。

そこで今日は、お灸が薄毛対策に効果的とされる理由や東洋医学と髪の関係、薄毛改善に良いツボをご紹介します。

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【目次】

 

東洋医学と髪の関係は?

お灸の効果についてお話しする前に、まずは東洋医学と髪の関係についてお話しします。

皆さんは「五行」という言葉をご存じでしょうか。

五行とは、古代中国から伝わる自然哲学の思想のこと。
万物はすべて「木・火・土・金・水」の5つの元素からなり、それらは一定の法則で互いに影響を与え合い、変化し、循環しているという考え方です。

東洋医学では、人体の働きにこの五行に対応する五臓が割り当てられています。

髪の毛に影響する五臓は?

五臓とは「肝」「心」「脾」「肺」「腎」のことを指します。
それぞれ、西洋医学でいうところの肝臓、心臓、脾臓、肺、腎臓の頭文字が付いていますね。

髪の毛はこの五臓の内、「腎」と密接に関係があるといわれています。
「腎」は五行でいうところの「水」に当たり、西洋医学で言う腎臓と同じ水分代謝の働きを司るのに加え、成長・発育・生殖の要とされているのだとか。

「腎」は腎臓だけでなく、体全体にかかわる重要な役割を担っていると言えます。

血の不足は髪の生育に影響を与える

また、東洋医学において髪は「血余(けつよ)」と呼ばれ、その名の通り血液のあまりから作られるものと考えられています。

そして、血の量が充実しているか、血の巡りを通して身体に栄養が届いているかの指標として使用されています。

髪は体の中でも栄養が届けられる優先順位が低いため、「血余」という名前の通り、血が不足している時は頭皮まで栄養が届かないということですね。
栄養が届かないと髪の毛が正常に育たないため、薄毛が進行してしまいます。


血は生活習慣や女性特有の問題で不足しがち。
バランスの悪い食事による栄養不足、過労やストレス、睡眠不足、スマホやPCの見過ぎによる目の酷使などの生活習慣、過度のダイエット、生理や出産、授乳など、女性は男性よりも血が不足しやすいので、気を付けましょう。

女性で薄毛になりやすい人を3つのタイプに分類

東洋医学の考えでは、女性で薄毛になりやすい人には、次の3つのタイプがあります。 それぞれ特徴を見ていきましょう。

血虚タイプ

血虚タイプの人は、血液が不足していることが原因の薄毛が多いです。

特徴としては、
爪が薄く割れやすい、爪が外に反り返っている、舌の色が薄く白っぽいといった身体的特徴があります。

その他、めまいや立ちくらみ、目のかすみや疲れ、足がつりやすい、寝つきが悪く眠りが浅いなどの症状がある人も毛虚タイプの可能性が高いです。

腎虚タイプ

東洋医学の「腎」は自律神経や造血、ホルモンの分泌に関与しています。
そのため、「腎」という文字が付く腎虚タイプは、ホルモンバランスの崩れによるヘアサイクルの乱れから薄毛が進行しやすくなります。

このタイプは、 腰がだるい、足に力が入らない、疲れやすい、物忘れをしやすい、耳が遠くなるなどの症状が出るのが特徴です。

瘀血タイプ

瘀血(おけつ)タイプは、血のめぐりが悪く滞っているタイプです。

このタイプの人は血行が悪いため、栄養が身体全体に行き渡りにくくなっています。
つまり、栄養を届ける優先順位が低い髪の毛に十分に栄養がいかないので薄毛になりやすい、ということですね。

特徴としては、 手足の冷え、肩こり、頭痛、シミやクマ、くすみ、ニキビなどの肌トラブル、生理痛や生理不順、子宮筋腫などの婦人科トラブルの症状がよく見られます。

また、唇や舌の色が青紫色に近い色になっているなど、全体的な血行不良がみられる場合もあります。

お灸は女性の薄毛・抜け毛の改善に効果的

お灸は薄毛に良いとされるツボを効果的に刺激するので、薄毛改善に効果的だと言われています。
ツボを刺激することによりホルモンバランスが整い頭皮の血流が改善、ヘアサイクルが正常を正常に戻すことが期待できるからです。

お灸は対症療法であり、ダイレクトに髪の毛に効果を与えるものではないため、効果はとても緩やか。
1度で薄毛が改善するものではなく、定期的に続けて初めて意味があるので、すぐに効果がないと嫌だという人には向きません。

ただ、その分身体への負担も少ないので、薄毛治療薬が使用できない授乳中の女性でも施術可能というメリットもあります。

お灸は手軽さもメリット

お灸は鍼灸院で鍼灸師に施術してもらう方法もありますが、市販でも販売されているので自分で手軽にできるところもポイントの一つ。

お灸というと「熱そうで怖い」というイメージがある人もいると思いますが、実はじんわり温かく気持ち良いと感じる程度でOK。
むしろ熱くすると火傷や水ぶくれの危険があるので、避けたほうが賢明です。


自分でやる場合、火をつけるのが怖い人は、火を使わないお灸も発売されているので、そちらを選ぶのがおすすめです。

www.matsukiyo.co.jp

女性の薄毛・抜け毛に効果的な「美髪」のツボ

お灸をする上で大事なのは、お灸を置く位置です。

どうせなら、薄毛に良いとされる場所にお灸を置きたいですよね。

そこでここでは、薄毛や抜け毛に効果的なツボをご紹介します。

1、「腎」に良いツボ

髪の成長に大きく関わる「腎」に良いツボをご紹介します。

太渓(たいけい)

太渓は「腎」に関係する中で最も重要なツボ。

内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみにあります。

腎兪(じんゆ)

「腎」の働きを高めてくれるツボ。
ここのツボを刺激すると体がじんわり温まり腰痛や冷え性改善につながります。

場所はウエストラインの背骨から指2本分外側で、左右にあります。

2、女性ホルモンのバランスを整えるツボ

髪の毛のヘアサイクルにかかわる、女性ホルモンのバランスを整えるツボをご紹介します。

三陰交(さんいんこう)

生理・妊娠・出産・更年期などの女性特有の身体の婦人科系の不調に効果的なツボ。
冷えにも効果があると言われています。

場所は内くるぶしから指4本分上に上がったところで、脛のキワにあります。

3、細胞の活性化・胃腸の働きを高めるツボ

細胞を活性化し胃腸の働きを高めるツボをご紹介します。

大都(だいと)

足の水分のめぐりをよくし、胃腸の働きを整えるツボ。
免疫力UPや冷えの改善に役立ちます。


両足の親指の側面、付け根にあるツボで、足の指を曲げたときにシワができる部分にあります。

太白(たいはく)

食欲不振や倦怠感の他、下痢や嘔吐、腹部の張りなど消化器症状に効果的なツボ。

大都と同じ両足の親弓野側面にあり、大都よりかかと側にあります。

4、リラックス効果・生活リズムを整えるツボ

精神を落ち着かせ、リラックス効果や生活リズムを整えるツボをご紹介します。

神門(しんもん)

精神の安定や、寝つきが悪い、熟睡できない不眠の症状の改善に効果的と言われるツボ。 物忘れの改善にも良いと言われています。

場所は手のひら側にあり、手首の小指寄りの端にあるくぼみ部分にあります。

湧泉(ゆうせん)

万能のツボと呼ばれ、精神を落ち着かせ気力や体力を高める効果があるツボ。
体のだるさや疲労回復に効果があります。

血のめぐりを良くし、下半身の冷えの改善にも良いとされています。

場所は足の裏にあり、土踏まずのやや上で、足の指を曲げたときにへこむ部分です。

即効性を求めるなら自毛植毛がおすすめ

今日は女性の薄毛にお灸が効果的な理由や東洋医学と髪について、薄毛に良いツボのご紹介などをおこないました。
お灸は手軽にできてリラックス効果もあるので、薄毛改善だけでなく気分転換としておこなうのも良さそうですね(^^♪

ただ、手軽にできて身体に負担が少ない分即効性はないので、すぐに薄毛を治したいという場合はお灸よりも自毛植毛がおすすめ。

自毛植毛は、自毛植毛を取り扱っているクリニックで手術をおこなう必要がありますが、1度の手術で副作用がなく半永久的に髪の薄毛問題が解決するというメリットがあります。

手術を受ける女性患者も年々増えているのだとか。
昔と違い、ダウンタイムが短く身体への負担が少ない手術法も選択できるクリニックも増えているので、以前よりも女性が手術を受けやすくなったのかもしれませんね。

個人的には、自毛植毛の手術が精密で自然な仕上がりに定評がある親和クリニック など、技術力が高く症例が豊富なクリニックを選ぶことをおすすめします。

自毛植毛を取り扱うクリニックは無料カウンセリングをおこなっているクリニックも多いので、1回で薄毛治療を終わらせたい女性は、まずはカウンセリングだけでも受けてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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