女性の薄毛に遺伝は関係ない?3つの改善で薄毛予防

薄毛というと、男性の薄毛には遺伝が大きくかかわっていると耳にしたことがある方は多いと思います。

一方で、女性はあまり遺伝ではげるという声を聞いたことがありません。
女性の薄毛は男性とは違い、遺伝はあまり関係ないのでしょうか(*’ω’*)

そこで今日は、女性の薄毛と遺伝の関係と女性の薄毛の予防方法について調べてみたので、ご紹介します。

【目次】

 

 

女性の薄毛は男性と同じように遺伝するの?

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結論から言うと、女性が男性のように家族からの遺伝でいわゆる「ハゲ」のような脱毛症に陥る可能性は少ないとされています。

男性の場合、脱毛が起こる原因は「AGA」と呼ばれる男性型脱毛症がほとんどですが、これは男性ホルモンの一種であるテストステロンが原因で起こります。

テストステロンは、髭や体毛を濃くする、筋肉の発達を促すなど、いわゆる「男らしさ」を形作る男性ホルモンですが、これが5αリダクターゼと呼ばれる酵素と反応すると、DHTという悪性男性ホルモンとなってしまうのだとか。

このDHTと呼ばれる悪性男性ホルモンが頭皮の毛根に存在するレセプターと結合してしまうと、頭皮の毛髪の成長サイクルが乱れて髪が成長しきらないまま抜け、薄毛になってしまうというわけです。

そしてテストステロンが5αリダグターゼに反応しレセプターと結合する感度は、生まれつきの体質でほぼ決まっているため、男性の薄毛は遺伝的要因が強いと言われているのだそうです。


逆に、女性の薄毛の場合はこうした遺伝による体質ではなく、食事や生活習慣などの環境要因が主な原因となっているようです。

ハゲの遺伝子を持っていると子供の代で遺伝する場合も

男性はAGAが進行すると髪の毛が抜け落ちてしまう、いわゆる「ハゲ」の状態になる方も多いのですが、女性ではげてしまう人って少ないですよね。

先ほどもお話しした通り、女性自身は男性と比べ遺伝の影響を受けにくいので遺伝的に薄毛になりやすい遺伝子を持っていてもはげる原因になることは少ないのは事実です。

それなら女性はハゲの遺伝子を持ってても安心では?と安堵する方が多いと思いますが、実は注意が必要なケースがあります。

それは、ハゲの遺伝子を持っている女性に男の子が生まれた場合です。

ハゲの遺伝子を持った母親から産まれた子供が男の子だと、なんと将来ハゲてしまう可能性が高くなるそうです(;´・ω・)

母方の祖父がハゲている場合は子供のはげるリスクがUP!

皆さんは、遺伝には優勢遺伝と劣勢遺伝があるのはご存じですか?

優勢遺伝はその名の通り、優先的に受け継がれやすい遺伝子のことで、劣勢遺伝というのは受け継がれにくい遺伝子のことです。

ハゲ遺伝子は厄介なことに優勢遺伝であり、X染色体上にあるため母親から遺伝します。
母親自体は女性なので遺伝の影響を受けませんが、子供が男の子で母親の祖父がもしはげていた場合は、隔世遺伝で70%の確率でハゲの遺伝子を受け継ぐ可能性があるのだとか。

ちなみに、母方の祖父のみがはげている場合は70%と言われていますが、母方の曽祖父・祖父の両方がはげている場合ははげる確率が90%に上がってしまうと言われています。

私の場合は母方の祖父がはげていましたが、自分の父ははげていないパターンです。
この場合は子供が男の子だと受け継ぐ可能性がどれくらいあるのか気になります(;’∀’)50%切るといいんだけど…。

女性の薄毛を予防・改善する方法

女性の場合は遺伝よりも環境的要因が薄毛の要因のなっていることはわかりましたが、具体的には何が原因で薄毛になるのでしょうか。 予防・改善方法と合わせてお話しします。

睡眠不足を改善する

女性の薄毛の要因の一つは、睡眠不足と言われています。
なぜなら、睡眠中は髪の成長を促す成長ホルモンが分泌されるから。

成長ホルモンは完全に寝入ってから3時間以内に分泌が始まるのですが、質の良い睡眠を十分とらないと成長ホルモンがしっかり分泌されず髪の成長に大きな影響を与えてしまうのです。

スマホが当たり前になった現代では、寝る直前までスマホを見ている人が多いですが、これでは質の良い睡眠がとれないので、寝る1時間前にはスマホやテレビは消して部屋で静かに過ごすようにしましょう。

また、寝る前に飲み物を飲む場合はカフェインが入っているお茶やコーヒーは避け、カモミールやラベンダーなどの鎮静作用のあるハーブティーや、はちみつ入りホットミルクなどがおすすめです。

食生活の乱れを改善

食生活の乱れも、女性の薄毛の進行の要因になります。

ハンバーガーやポテトなどのファストフードやカップラーメンなどのインスタント食品は糖質や塩分が多く頭皮環境に悪影響を与えるので、控えた方が良いでしょう。

また、スナック菓子や揚げ物も皮脂の分泌を過剰にするため、おすすめできません。
甘いお菓子も糖質過多になるので、食べすぎに注意しましょう。


逆に食べた方が良いのは、タンパク質、ミネラル、ビタミンが含まれた食品です。

タンパク質は肉や魚介類、卵、乳製品などの動物性タンパク質と、豆腐や米、パンなどの植物性タンパク質をバランスよく摂るのがおすすめです。

ミネラルは、髪の毛を作る元となるケラチンという成分を生成する亜鉛が多く含まれる食品がおすすめ。

亜鉛牡蠣や牛肉、レバー、大豆製品、ナッツ類、海藻などに多く含まれています。 ビタミンは、中でも髪の成長に大きくかかわるビタミンB6とB12が入った食品を多く摂るようにしましょう。

ビタミンB6はレバー、ビタミンB12は牡蠣にそれぞれ多く含まれているので、先ほどのミネラル、タンパク質も合わせて摂れておすすめです。

ストレスをためない

女性の薄毛はストレスを受けることでも進行します。

ストレス社会といわれる現代では普段なかなかストレスを受けないようにすることは難しいかもしれませんが、なるべくためこまないよう発散方法を見つけ、うまく付き合っていくことが大事です。

毎日の生活習慣を見直して薄毛を防ごう!

今日は女性の薄毛と遺伝の関係についてお話ししました。

女性は男性とは違い薄毛に遺伝の影響はほとんど受けないことがわかりましたが、その分生活習慣の乱れが薄毛に影響しやすいと言えます。 食事や睡眠、ストレスなど毎日の生活習慣を見直して、薄毛予防・改善につなげていきましょう(*^-^*)

もちろん、進行してしまった薄毛は自分で改善することが難しいので、その時は専門家に相談することをおすすめします。

東京や大阪、福岡、名古屋などの大都市で女性の薄毛治療をおこなっている親和クリニック など、今は女性の薄毛治療を専門に扱っているクリニックも増えてきました。
無料のメール相談をおこなっているクリニックも多いので、受診に抵抗がある場合は、まずはメール相談だけでもしてみてはいかがでしょうか(*’ω’*)