女性の薄毛には納豆が効く?納豆パワーが髪の毛にもたらす効果とおすすめの食べ方
納豆は古来より、健康食として日本人に親しまれてきました。
現在では、低脂質・高タンパクな食べ物として、ダイエット中の方にもおすすめの食材と言われています。
そんな日本が誇るスーパーフード“納豆”ですが、実は女性の薄毛予防や改善にも効果的なのだそう。
そこで今日は、納豆が薄毛改善に効果的な理由に加え、1日の目安の摂取量やおすすめの食べ合わせなどを調べてみました。
【目次】
- 納豆が女性の薄毛予防・改善に効果的な理由
- 女性の薄毛予防・改善に効果的な納豆の1日の摂取量は?
- 納豆の栄養価を高める食べ方は?
- 薄毛改善におすすめな食べ合わせをご紹介
- 納豆は女性の薄毛予防・改善を助けるスーパーフードだった!
納豆が女性の薄毛予防・改善に効果的な理由
納豆は、タンパク質、炭水化物、ビタミン、脂質、無機質の5大栄養素すべてが含まれているため、完全食と呼ばれる栄養満点の食材です。
この納豆に含まれる成分の中で、薄毛予防・改善に役立つとされるものについて具体的に見ていきましょう。
髪の毛を作るのに必要な良質なタンパク質を多く含む
私たちの髪の毛の99%は、ケラチンと呼ばれるタンパク質から作られています。
納豆の原材料である大豆は、「畑の肉」と呼ばれることからもわかるように、良質な植物性のタンパク質でできています。
それに加え、ケラチンの合成に必要な必須アミノ酸も納豆には含まれているのだとか。
必須アミノ酸は、食事で取り入れることしかできない栄養素。
それが入っている納豆は、かなり優秀な食材だと言えますよね(*’ω’*)
血流を改善するタンパク質消化酵素のナットウキナーゼ
納豆に含まれる成分の代名詞といえば、タンパク質分解酵素であるナットウキナーゼです。
納豆特有のねばねばした部分に含まれているのが、ナットウキナーゼ。
ナットウキナーゼには、血栓を溶かして分解しやすくするという特徴を持っています。
ナットウキナーゼは脳卒中リスクを抑える食材としても有名ですが、血流改善効果があることから、頭皮の血流を良くして頭皮に酸素を行き渡らせ、薄毛改善に効果があるそうです。
豊富に含まれるイソフラボンが頭皮環境を改善&髪の成長を促す
大豆に含まれるイソフラボンには、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをするという特徴があります。
髪の毛の成長には、髪の毛の成長を促す働きを持つエストロゲンが欠かせません。
そしてイソフラボンは、エストロゲンと同様の働きを持ち、さらに美肌効果から頭皮環境を健やかにする効果が期待できるそうです。
いわば、エストロゲンの上位互換といったところでしょうか。
亜鉛は髪の主成分の合成に欠かせないミネラル
先ほど、髪の毛の主成分はケラチンというタンパク質だとお話ししましたが、亜鉛はそのケラチンの合成にかかせない成分です。
亜鉛が不足すると髪の毛が抜けたり薄毛の原因になったりします。
亜鉛も必須アミノ酸と同じく体内で作ることができない成分なので、納豆は貴重な亜鉛を摂取できる食材の一つです。
頭皮環境を健やかに保つビタミン類
納豆には、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンEという3種類のビタミンが含まれています。
ビタミンB2には髪の毛を健康に保つ働きがあり、これが不足すると頭皮の荒れの原因となったり、フケが出ることも。
ビタミンB6には、髪の毛を形作るケラチンを合成する亜鉛をサポートする働きがあります。これが不足すると頭皮に炎症がおきるなど、頭皮環境の悪化につながります。
ビタミンEはいわゆる「若返りのホルモン」とも呼ばれるビタミンで、強い抗酸化作用を持ちます。
血の流れを整える働きをするので、頭皮に酸素を行き渡らせ、髪の健全な発育を促します。
女性の薄毛予防・改善に効果的な納豆の1日の摂取量は?
納豆が女性の薄毛予防・改善に効果ありだというのなら、とにかくたくさん食べればいいのかというと、実はそうではありません。
実は、納豆に含まれているイソフラボンは、1日の摂取上限の目安が70~75mgと定められています。
この摂取上限の目安を超えると過剰摂取となってしまい、逆に健康被害が出る恐れがあります。
髪の成長に良いからとついたくさん食べたくなりますが、1日の摂取上限は守るようにしましょう。
参考:内閣府食品安全委員会
70~75mgというと、通常の納豆の場合は1.5パック分くらいでしょうか(‘ω’)
意外と少ない量で大丈夫なんですね!
納豆の栄養価を高める食べ方は?
スーパーで購入した納豆。このまま食べてももちろん良いのですが、実は納豆の栄養価をもっと高める食べ方があるようです。
購入後、数日間は寝かせておく
納豆は購入後すぐに食べるより、しばらく寝かせておいた方が納豆菌が繁殖し栄養価が高まります。
スーパーなどで購入後、数日間は食べずに寝かせておきましょう。
発酵が進むと表面に白いかたまりのような物が出てくる場合がありますが、これはアミノ酸の結晶であり、カビではないので安心してください(*^-^*)
食べる直前は常温に戻す
納豆は冷蔵庫にて保存が基本ですが、食べる直前は常温に戻しておいた方がベターです。
常温に戻すことで納豆菌の再発酵が始まるので、納豆菌の効果を高めることができます。
常温で保存でも大丈夫ではありますが、納豆菌の再発酵が始まると次第に強いアンモニア臭が出てしまうので、常温に戻すのは食べる直前がおすすめです。
納豆をよくかき混ぜても栄養価は変わらない
よく「納豆は食べる前によくかき混ぜてから食べた方が良い」と耳にしますが、納豆をよくかき混ぜても、栄養価自体には変化はないようです。
ただ、よくかき混ぜることで、旨味成分であるグルタミン酸の働きによりおいしさがUP。大体50回程度混ぜるとよりおいしく食べることができますよ(^^♪
温かいご飯の上に直接乗せない
納豆ご飯というと、温かいご飯の上に乗せて食べるという人も多いと思います。
でも、納豆に含まれるナットウキナーゼは熱に弱いので、栄養効果を維持したいならご飯に直接乗せずに食べましょう。
薄毛改善におすすめな食べ合わせをご紹介
薄毛改善に良いとされる納豆ですが、その効果をさらにUPさせるおすすめの食べ方をご紹介します。
納豆キムチ
納豆とキムチ、普通に食べても相性抜群の組み合わせですよね。
また、キムチに使われる唐辛子には、カプサイシンという辛み成分が豊富に含まれています。
カプサイシンには頭皮の血行改善を促し頭皮を健康に導く特徴があるため、結果として薄毛予防・発毛促進を促す効果があるのだとか。
先ほどご紹介したように、納豆に含まれるイソフラボンにも同様の効果があるため相乗効果が期待できます。
納豆巻き
納豆巻きに使われる海苔は、髪の成長を促す亜鉛を含むミネラルが豊富です。
また、海苔には毛根の働きを活性化させるヨードという成分も含まれているため、薄毛改善・発毛に効果的だといわれています。
卵かけ納豆はおいしいが、薄毛予防にはNG
王道の納豆に生卵を混ぜる食べ方は、実は薄毛改善を考える人にはおすすめできない食べ方です。
なぜなら、卵の白身に含まれるたんぱく質が頭皮環境の改善に役立つビタミンの吸収を阻害してしまうから。
ただし、卵の黄身自体にはビタミンが豊富ですので、黄身だけを卵と混ぜるのであればOKです。
納豆は女性の薄毛予防・改善を助けるスーパーフードだった!
今日は納豆が女性の薄毛予防・改善にどう効果的なのか調べてみましたが、思った以上に納豆は髪の毛の育成に欠かせない成分の宝庫で驚きました。
私は実は納豆が少し苦手なのですが、薄毛改善のために頑張って克服しようかなと思います(笑)
ただし、薄毛の進行がだいぶ進んでしまった場合は納豆食べるだけでは追い付かないので、そういう場合は一刻も早く薄毛治療の専門家に相談する方が良いでしょう。
治療と並行して納豆による食事療法を進めるのが、薄毛改善の鍵となるのではないでしょうか。